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鬼の姫とイジメられっ子。
柏木セツナは先天性の心臓病でちょっとした事で発作を起こし手術を受けてきた。
医者からは20歳にもなれず心房か心室に異常が生じ死ぬ確立が50%と言われていた。

そんな彼の治療費を払っているのは実の姉。
その姉が自分の為に闇金にまで手を染めているのを知り、自分の不甲斐なさを痛感して自殺を謀る。

自殺をしようと橋の上に立つと、『仲介人』と名乗る人物が現れる。
仲介人に「どうせ投げ出す命なら一千万で売ってくれ」と頼まれる。

条件はシンプルで『死』を一年間だけ預け、一年後には相手の望む形で命を差し出すというもの。
迷った挙句、「一千万残して死ねるなら」と思い、契約の証として『万里香』というものを渡される。
『万里香』を飲み干したら契約成立。それを飲み干す柏木セツナ。

翌朝、目を覚ますと鬼の一族と名乗る美女姉妹が現れる。
二人は『仲介人』を通してセツナの命を買った本人。
一人は姉の第一皇女『白姫』カンナ。
一人は妹の第二皇女『黒姫』レナ。

二人は王族の後継者を決めるための試練儀式の為に人間界へやってきた。
彼女達鬼一族は人間の心臓を食う事でより強い力を得られる。
そして万里香を飲んで一年間熟成された心臓を食べた者が究極体となり次期王になる。
要は柏木セツナの心臓を一年後に食べる存在。

しかしそんな彼女たちは柏木セツナを「守る」と言う。
それは万里香を飲んだ柏木セツナの体は極上の匂いを放っており他の鬼や魔物から襲われる。
それらからカンナとレナは一年間守る。
ただ一年後にはどちらかが心臓を食う。
そんな漫画です。

お色気満点でちょいとリョナ入ったバトル漫画。
ギャグ要素も多く含み、ラブコメ的な展開も入り、さらにはハーレムみたいになる漫画。
でも物語の根っこは余命一年の主人公って事からシリアスなのかもしれません。

物語の展開としては、万里香を飲んだ主人公が狙われる。
そしてカンナかレナが体を張って主人公を守る。
そんな感じです。

そして何故か冒頭で主人公をイジメてたお金持ちの同級生の女の子がカンナとレナに対抗心を
燃やし、主人公に突っかかっていくツンデレ要員となり、さらにはカンナとレナの従姉妹であ
り同じ王族の『赤姫』ヒナというロリ枠も現れて賑やかな展開。
ここまではお色気ギャグバトル多めの水着回やら、惚れ薬でテンヤワンヤみたいな感じ。

その後鬼の一族と対立する死鬼一族の転校生が現れて後継者を決めるための試練儀式の邪魔をする
ちょっとシリアスな展開。

カンナの色気ムンムンボディを堪能し、無口黒髪スレンダーのレナに興奮し、ヒナに萌えつつ
有馬翔子(いじめっこ)のツンデレを楽しむ漫画です。

要は鬼の世界の姫様の儀式なのにたった一千万。

[作者 : 林達永×李秀顯] [出版社 : キルタイムコミュニケーション] [状況 : 連載中] [既刊数 : 1~3巻]
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鬼姫VS 3 (ヴァルキリーコミックス) 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像