ゾディアックゲーム (ZODIAC GAME)の参考資料画像

其処において死者は生の陽光を求め生者は死の安息を求める。
小岩英は過去にあったトラウマが原因で生きる理由を失った。
自分は生きる資格がないと人間と思い込んでいる。

だから、別に死にたいとか考えてたわけじゃない、だからといって生きる目的があった訳でもない。
そんな中ニ的思考の主人公。

そんな時、重軽傷者27名を出した銃乱射事件に巻き込まれる。
気がつくと天使のような女性が目の前におり『儀式の参加者に選ばれた』と宣言され
一冊の本を受け取る。
受け取ると夢から覚める。

全て夢と思い込んでいたが次の日の夜、0:00に自分にしか見えないバケモノに襲われる。
わけもわからぬまま、殺されそうになると、夢に出てきた天使のような女性が現れて窮地を救われる。

女性の名前はリーブラ。
小岩英の盾であり、剣だという。
そして彼女から「貴方は既に死んでいる」「死という事実が未確定のまま一時的に保留されている状態」
と告げられる。
真に生を取り戻したいと願うなら30日間頑張れって言われる。
そんな漫画です。

↓主人公が巻き込まれた儀式のルール↓
・儀式の参加者はプレイヤーと呼ばれる。
・儀式の期間は30日間。
・プレイヤーには自らの剣と盾となるゾディアック1体と自らの命であるガイドブックが与えられる。
・0:00から夜明けまで「徘徊する者」と呼ばれる敵が現れるようになりプレイヤーを襲う。
・ゾディアックや徘徊する者はプレイヤー以外には見えない。
・白紙のページは条件を満たす事で閲覧可能となる。
・儀式で生き残るには、ガイドブックを最大限に活用する必要がある。
・ルールを破った者、およびガイドブックを失った者は失格となる。
・失格となった者は死亡が確定する。
・各日ごとに追加ルールが課される。

要するにプレイヤーがゾディアックの主となり命令できる感じです。
Fate/stay nightをプレイした事がある、または読んだ、見た事がある人は
マスターとサーバントの関係って感じだと分かりやすいと思います。

追加ルールってのは例えば「夜明けまでに『逃亡する者』を倒せ」というもので
もし倒せなかった場合はルールを破ったとみなされて失格となります。

タイトル通りゾディアックを使いゲームをこなしていく感じの漫画ですね。
LVがあがったり、アビリティ使用制限解除とか、条件満たすとボーナス特典とかです。

そんな中で死んでも構わないと思っていた主人公が、残酷なゲームの中で生きたいと願いだす。
そんな感じ。

作画は好み、乳首の作画もOK。
しかしストーリーの展開がちょっと個人的には受け付けづらい印象です。
設定や世界観は中ニ要素全開で大分好みなんですが、展開が早いというかなんというか
今あるキャラを掘り下げずに、どんどん新キャラが出てくる感じなので、何処が中心部
かわかりづらく感じます。

だからキャラ自体に感情移入がしにくいし、話数に比べてキャラの密度が濃いので
詰まりすぎとか思っちゃいました。キャラ自体は良いのに、なんかブレてる感じです。

ちなみにゾディアックは十二宮に則ってるので12人のゾディアックが出てきます。
主人公の相棒のゾディアックのリーブラは天秤です。

個人的には獅子のレオが凄いツボにハマったキャラでございます。
だってネコミミに乳首ポッチとか最高です。

内容はゾディアックゲームをこなしながらプレイヤー達でグループ作ったり
対立するグループが出てきたり、ゾディアックゲームの存在に気がついている過去の
ゲーム参加者の介入とかそんな感じ。
そして壮絶な俺たちの戦いはこれからだ的なラスト。

もうちょっとゆっくりした展開で全10巻くらいだったら凄い面白そうだな思いました。

要は色々おしい漫画です。

[作者 : 真じろう] [出版社 : マッグガーデン] [状況 : 完結] [既刊数 : 全4巻]
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ゾディアックゲーム(4) (BLADE COMICS) 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像