絶対†女王政の参考資料画像

女王様と秘書官。
聖メイアン学園の入学式。
新入生の佐藤悠馬は中学時代に学年一の美少女な生徒会長を振った事が原因で
根も葉も無い噂で全校女子の敵になり、誹謗中傷を受け女性恐怖症になった人。

聖メイアン学園は去年まで男子禁制のお嬢様学校だったが少子化の影響で
高等部が今年から共学化され、男女比率1:9の学園。

なんで女性恐怖症の主人公が女性の巣窟である聖メイアン学園へ入学したかというと
学園にある修道会でシスターをしている姉・美羽流の提案である『ショック療法』と
いう事で半ば強制的に聖メイアン学園高等部に入学することになったんです。

聖メイアン学園には、特殊な制度があるんですね。

それは『女王制』
この学園は生徒から選ばれた『女王』と『近衛会』が運営しており
規律の管理、経理や企画に関しても学園長より権限があるという、とんでも学園。

その中でも『女王』には絶対的な発言権があります。
学園規則第1条「この学園において女王の発言は絶対」とかありますんで。

そしてその『女王』に選ばれたのはまるで人形のような有栖川シアという美少女。
『女王』の最初の仕事は『秘書官』を任命する事。
『秘書官』は『女王』の意志で選ぶものであり、選ばれた『秘書官』は
緊急時における『女王』の解任権が与えられている重要なポジション。
そして近年では『秘書官』は『近衛会』から選ばれるのが通例みたいです。

その任命を入学式の全校生徒の前で行うわけです。

そんな重要なポジションである『秘書官』に選ばれたのは佐藤悠馬。
何故『秘書官』に選ばれたかというと有栖川シアは主人公の事を知っているみたいですね。
そして女難の幕開け。
そんな漫画です。

まぁラブコメですかね。
女性恐怖症の主人公がオドオドしながら時には
気絶したりして天然サディストのシア女王様にこき使われる漫画です。
そして『近衛会』からは敵とみなされ、関係ギクシャク
常に忙しいから男友達も出来ずにボッチ状態な主人公。
しかしちょっとずつ女性慣れしてきます。

裏表紙に
「女王に選ばれた可憐な有栖川シアは学園一の権力者。
そんな事を知る由もない女性恐怖症の佐藤悠馬は、
何故か、女王に追われる、縛られ、迫られる劇的な日々を送ることに―」
と書いてある通り追われて縛られて迫られてます。

美少女いっぱいでキャラ設定もしっかりしてるのに
2巻で終了。一応伏線などは回収してますが正直もの足りないと思いました。

『女王』は第199条「学園における恋愛の禁止」を廃止したんです。
だからもう少しラブコメ要素とかあっても良かったとか思います。
実際にはライバルになりそうなキャラは出てきてたので残念です。

もう少し長く読んでみたかった漫画ですが、終わりはスッキリしてるので良しとします。

要はシア様に踏まれたくなる漫画です。

[作者 : 鳴見なる] [出版社 : スクウェア・エニックス] [状況 : 完結] [既刊数 : 全2巻]
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絶対 女王政(2)(完) (ガンガンコミックスJOKER) 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像