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「生が尊い」ように「死も尊い」。
主人公・叶太輔。
幼い頃に両親を亡くし姉と二人暮らしをしている高校1年生。
幼馴染の落合恵と親友の広瀬雄一といつも通りの生活をしていた。
太輔は正義感が強く、よくイジメの的にされる広瀬雄一を守り、ケガをして
落合恵と養護教諭の姉によく心配されてる人物。

ある日の授業中、太輔の中に「何か」が入ったきたのを感じてその瞬間宇宙のようなものが見える。
その日の帰り道、自分の目の前に少女が降ってきた。
少女は飛び降り自殺で、死ぬ間際に太輔と目が合い笑っていた。

その少女を見て一瞬「うらやましい」と感じた太輔。
自分がおかしくなってしまったのかと思い戸惑う太輔。

その夜TVの報道で世界各地で自殺者が相次いでいると報道される。
後に「悪夢の1週間」と呼ばれる日々の始まり。

次の日学校で広瀬雄一を探してると上級生に屋上に連れて行かれたと聞いて
屋上に向かう太輔。

屋上では血まみれで死んでいる上級生と中心で泣き崩れる広瀬雄一の姿。
そんな中一人の同級生が現れてその異様な光景を目にしても驚かず、意味深
な言葉を言った後飛び降り自殺する。
日常が壊れる。
そんな漫画です。

あらすじはこんな感じです。
まぁSFな能力バトル漫画ですね。

太輔の中に「何か」というのは自殺ウイルスと呼ばれ宇宙から飛来した謎の精神体のようなもの。
精神体に寄生された人間は死ぬ事を喜びと感じ、「生」を捨て「死」を選ぶ。
寄生されながらも生き残った者達は不思議な能力を手に入れる。
自殺騒動の後、各地で変死事件が起こる。

要は感染した奴らの多くは自殺して、しかし感染しても生存している奴らは進化したらしいです。
進化した人間には「死」への命令が下り、生の苦しみから介抱すると言い人間を殺す。

しかし主人公の太輔は寄生されても生き残った進化系なのに「死」への命令が下らない。
特別な存在ですね。

1~9巻までが第1部。10~21巻が第2部。第2部は第1部の2年後の話。
1~2部の間に事件から8ヶ月後を描いた「Intermission」というエピソードを挟みます。

結構壮大なストーリーでした。
しかしその伏線はキッチリ貼られてたのでフロシキ広げた感は無く
壮大だけどラストまでちゃんとまとまってる漫画だと思います。
エピローグが長めなのも個人的には良かったです。

欝成分は若干あり。
仕方ないです。命は脆いです。

しかしそんな欝成分をとっぱらってくれる美少女達の存在。
いや、コレはそんな漫画じゃないです。
パンチラとか貴重な漫画です。
なんていうか健康的なエロスがある訳です。
バトルシーンのチラ見せや服の敗れ。
生々しいのとかモロとかは一切ないですね。
それが良い。それが少年誌のエロ。
というか、可愛いからそう思うだけかもしれないです。

要は報われた小田正志さん。

[作者 河島正×あだちとか] [出版社 : 講談社] [状況 : 完結] [既刊数 : 全22巻]
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アライブ 最終進化的少年(21) <完> (月刊マガジンコミックス) 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像