狼と香辛料

行商人のクラフト・ロレンスは商取引のために訪れたパスロエ村に訪れる。
バスロエ村では丁度収穫祭を行っており、その祭りとは
豊作の神である「ホロ」を捕まえて次の年も麦畑を守ってもらうためにホロ役の村人を
一週間も穀物倉庫に閉じ込めて、ご馳走攻めにするという祭り。

バスロエ村を後にしたその日の夜、野宿をする。
寝ようとして馬車の荷台に上がり、手に入れた毛皮を使おうとすると
すでに毛皮にくるまって寝ている耳とシッポが生えた全裸の美少女が寝ていました。

彼女は『賢狼ホロ』と名乗る。
ホロは遥か昔にバスロエ村の麦に宿り、豊作の神として長年村を支えてきたが
農業技術の進歩によりないがしろにされ、自分が必要ないと感じていた。
そんな時、たまたま通りかかったロレンスの荷馬車に積んであった麦に乗り移り
バスロエ村から脱出した。

ホロは故郷である『ヨイツの森』へ帰りたいと言い、そして少し旅をしたいとも言い
ロレンスと一緒に行商の旅へ出る。
クラフト・ロレンスと誇り高き狼の賢狼ホロの旅の始まり。
そんな漫画です。

中世ヨーロッパ風な世界を舞台にしたファンタジー漫画ですね。
ファンタジーだけどもバトルも無いし聖剣や魔法など登場しません。
経済のお話です。金です。

ホロがいなければ中世のよくある行商人の生活を描いた作品って感じですが
『ホロ』が加わることによりファンタジーでビューティーな作品になります。

基本的には会話劇です。行商の真面目なお話からホロとロレンスのイチャイチャ話。
しかしスリル溢れる逃亡劇とか、莫大な負債を背負い金の密輸作戦とか
ちょっとした緊張感もある良い漫画だと思います。
そして金儲けの節度が学べるかもしれない漫画です(多分)。
色気だしちゃダメよ的な(多分)。

というかホロが可愛い。
イヤ、可愛すぎる漫画。
おねだりするホロが可愛い。
笑い悶えるホロがエロ可愛い。
妖艶なホロが可愛い。
小悪魔的なホロが可愛い。
ノーラに嫉妬するホロが可愛い。
ってかノーラも可愛い。

最大の見せ場は1巻の最初の方のホロの登場シーン。
わざわざカラーページでホロのピンクな乳首が拝めます。
もう眼福ですね。

現在は単行本で6巻まででていますが原作の小説版の内容と比べると
漫画6巻は小説の2巻までの内容みたいです。
小説版は全17巻で完結してます。
単純計算で40巻ちょいまで・・・
まぁ、まだまだ長い間楽しめる事は間違いないですね。
素晴らしいです。

要は美少女ケモナーにハズレなし。