まねこい

全てがハイクオリティーな女の子・本田千華子。
容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能な彼女に恋をしてしまった
クラスでも下層グループの地味で目立たない男子・園田波留。

溢れる気持ちを抑えきれない園田波留は授業も全然頭に入ってきません。
そんな彼が出した決断は失恋しちゃえばいいというもの。
成功率なんてもともと1ミリもないから傷つかないし
フラれてしまえば気持ちが静まると考えてるんですね。

しかし彼女の秘密？を知ってしまい、しかも告白することも出来ず
そして心のどっかで1ミリは期待してた自分に気付きショックを受けます。

途方にくれてると怪しい露店のおっさんから招き猫を売りつけられます。
家に帰り招き猫を抱えて「神様、この恋を終わらせないで下さい」と願うんですね。

そしたら招き猫の中から生の招き猫登場。名前は招木猫太郎。何故か関西弁。
彼は金運を招くとされる招き猫。しかし園田波留が願ったのは恋の願い。
手違いがあったようです。

そんな猫との恋作戦がスタート。

ファンタジーなラブコメです。
猫太郎の存在が冷静になるとシュールですね。
猫でオッサンで関西弁。
そして猫太郎と園田波留のやりとりがとっても面白いですね。
関西弁の猫でおっさんのような猫太郎と平凡中学生のシュールな会話がツボです。

猫太郎は祈願者一万人に一人の割合で願いを叶えるために「まねきワールド」からやってくる。
そして幸運？なことに園田波留がその一万人に一人に選ばれたんです。
そして猫太郎はクライアントの願いが叶えるまでは「まねきワールド」に帰れないみたいです。
本来はお金に関する願いを叶える猫太郎は恋愛は専門外なんで手探り状態でサポートです。

「まねこいサイコロ」というアイテムを使ってサポートしてくれます。
どういう物かと言うと出目に書かれてる事が実際に起こったり特殊な力が使えたりする物です。
当たりは「彼女の秘密を3つ知れちゃう」「3サイズ大発表」「あの子のメルアドゲット！」など。
ハズレは「残念！骨折れる」「ガチンコで霊を見る」「オナラが止まらなくなる」など。
なんとも微妙な「普段じゃ出せない高音が出る」「心なしかダルくなる」なんて出目もあります。

途中から猫崎ジュリアンニャというセクシーダイナマイツな女性(猫)も登場。
彼女は猫太郎と違い恋愛が専門分野。
そして彼女がサポートするのが園田波留に恋をする少女。
しかも猫崎ジュリアンニャは猫太郎の元カノ。

そんな人(猫)らも登場し、園田波留が所属する歴史研究会のメンバー
などの登場人物が集まってくると面白さが増していきます。

歴史研究会の中の恋模様とかが絡んできます。
そして歴史研究会の副部長の近藤楓さんが私のツボですね。
ヒロインより可愛いです。ミステリアスな大和撫子です。
5巻だけちょっとシリアスというか、ほのぼのより殺伐とした空気ですが
近藤楓さんのスク水を拝めただけ良しとしましょう。

要はリア様マジビッチ。