東京ESP

超能力が発現しちゃったお話。

少しだけ貧乏なフツーの女子高生・漆葉(うるしば)リンカ。
パパと二人暮らしで家計の為にちょっと遠くても自転車で通学する偉い娘です。

そんな彼女は学校の帰り道に空飛ぶペンギンを発見。
少し貧乏な家計なのでペンギンを捕まえて一攫千金を夢見て自転車で追いかけます。
たどり着いた場所は新東京タワー。

そこで見た光景は空飛ぶペンギンがは光る魚の群れを追っているもの。
呆然と眺めてると、いつの間にか彼女の自転車の後ろに男が乗ってました。
男は東京太郎(あずまきょうたろう)という名でリンカの学校の先輩。
どうやら京太郎も光る魚を追いかけてきたみたいです。

いきなり現れた京太郎に驚いていると光る魚がリンカに突撃。

リンカは超能力(ESP)を手に入れました。
そのESPは物体をすり抜ける事ができるんですね。

なので物語の冒頭は自分の部屋から一回の他人の家に半裸で落ちたりしてます。
意識を持って触らないと、すり抜けちゃうんですね。
日常生活が大変になる能力です。

そしてほぼ同時刻にリンカの父親も魚に襲われてまして
親子揃ってESPが発現しちゃうんですね。
どうやら他にもESP発現した人はいるみたいです。

父親のESPは磁場みたいな念動力でして、トラブル起こしちゃいます。
それをリンカは東京太郎と協力して事態を終結させます。

フツーじゃない生活の始まりです。

フツーの人間に戻りたいリンカはESPでしか対応できないような難事件や人命救助に積極的
に参加しようという東京太郎が持ちかけた『英雄計画(ヒーローけいかく)』に不本意ながらも
協力しちゃったりするんですがESP関連の事件が多くなるにつれて自らの意思で立ち上が
る事になりました。

ESPを持つ仲間も増えていきます。

メディアなんかに晒されてちょっと有名になっていきます。
正体はバレてません。

光る魚に触れた者はESPに目覚めます。
犯罪者だろうが子供だろうが動物だって目覚めます。

なので事件が多くなりますね。

そして背後には光る魚を操るとある組織の存在がありまして・・・

ちなみにリンカは必殺技の頭蓋粉砕蹴りと『カリ』って武術を使う武闘派です。
もちろん言うまでもなく可愛い。

というか瀬川はじめ先生の描く女性キャラは間違いなく可愛い。
京太郎とのラブコメちっくな展開なんかも期待しております。

まぁ、まだ3巻でたばかりなので、ここまでは序章のようなものかもしれません。
3巻ラストのほうから大きな壁にブチ当たるんで・・・

ちょっとしたクスっとする小ネタなんかもありますね。
酒場のマスターが某ハリウッドスターみたいだったり
父親は喰霊に出てきた岩端さんみたいで、ウルヴァリンだったり
その師匠はマスターヨーダだったりしてですね
ニヤニヤさせてくれます。

要はリンカめっちゃ可愛いです。

[作者：瀬川はじめ]　[出版社：角川書店]　[状況：連載中]　[既刊数： 1～3巻]