喰霊 (ガレイ)

主人公・弐村剣輔は幼い頃から幽霊が見える少年。
そのせいで彼女とかは一度も出来たことのない可哀想な子。

そんな彼は学校の帰り道ヤバそうな幽霊と遭遇。
本能に従い逃走。全力で走ります。そしたらヒロイン・土宮神楽の運転するバイクに衝突。
気遣う神楽を置いて逃走再開。逃げた先が悪霊の巣。ピンチですね。
そしたら神楽が追ってきまして助けて？くれます。

数日後・・・
その時の事を忘れようとしている剣輔の前に神楽が現れます。転校してきちゃいました。

彼女はですね。政府機関である環境省機密機関「超自然災害対策室」のメンバーなんですね。
「超自然災害対策室」とはですね。陰陽師みたいなものです。
霊を恐れ抗う術を持たない人々を守る為の組織ですね。

そこで剣輔はノリというか勢いというか成り行きで超自然災害対策室でバイトする事になります。

心優しい主人公剣輔はですね。
悪霊やなどに襲われて死にかけても、なんだかんだでやめないで
好きな女の為に成長していくカッコイイ奴ですね。好感の持てる主人公です。

ヒロイン神楽も魅力満点ですね。
重い運命を抱えながらも戦いに身をとおじるカッコ可愛いヒロインです。
ちょいちょい服装が変わるのもいいですね。
オサレで可愛いです。重要です。ポイント高いです。

対策室のメンバーの武器なんかも面白いですね。
主人公は「舞蹴拾弐號(マイケルジュウニゴウ)」なんて退魔刀を使うし
神楽は「白叡(ビャクエイ)」という霊獣を扱う
札や法術で戦う人に、特殊な銃器で戦う人など。
ロボットで戦うなんて事もあります。
妖怪と戦う漫画って刀とか術が多いと思うんですけどこれは珍しいですよね。

まぁ主人公の武器は時には「打杯28號(ダグラス28ゴウ)」っていう見た目アイロンの武器だったり
３つ目の武器は「舞蹴レボリューション」っていうイカした名前の武器ですね。

物語の根っこはシリアスなんですけど、真剣なシーンでもコミカルに描かれたりするので
重くはないですね。ラブコメチックな要素もちょっぴり含んでますんで。

ちょくちょくある水着回もgoodです。みなさんスタイルいいです。
あと小さくなった白叡が可愛いです。モフりたくなる愛らしさですね。

一章目は過去の事件をからめた対策室の災害の話。
ニ章目は新たなる美少女登場。「殺生石」を賭けてライバル組織と勝負な感じ。勢力争い的な話。
三章はちょっとほのぼのした感じからのラストに相応しいシリアスで壮大な展開。でもギャグ含む。

物語が進むにつれ新たな美少女やらライバル組織
さらには地方の対策室なんてのもや登場してきます。

最終巻には書き下ろしエピローグなんかものってましてスッキリ終われます。

「喰霊 -追儺の章-」なんていう外伝なんかもでてまして
本編中盤から登場する滝口ツイナを主人公とした1巻完結本なんかもでております。
本作とあわせて読みたい作品です。

さらに言うなら
「喰霊-零」というアニメがありまして、これは本編より昔の話になっております。
アニメの最終話が単行本の1話冒頭に繋がるオシャレな作りです。
これも見た方がさらに本編を楽しめる気がします。

要は乳首が見えない事だけが心残りな漫画です。