神太刀女 (カンダチメ)

主人公・図師琢磨は学校の帰り道、中等部の女生徒が裏山に入っていくのを目撃する。
気になった主人公は後を付いていく。するとゴツイ男と女生徒が向い合って刀を見せ合っています。
すると女生徒の持っている刀が人になりました。そしてまた刀の姿に戻りました。
そして決闘開始です。

女生徒がピンチになった時勢いで飛び出す主人公。
そんな時、出会ったことのある女性に「刀が欲しいか？」って聞かれます。
そうすると女性が刀になりました。

刀を手にする主人公。主人公補正で勝利！

主人公が手にしたのは神太刀女(カンダチメ)だったんですね。

「神太刀女」とは「正しい」日本刀にのみ宿るいわば魂のようなもので、その魂が人々の思いを受ける
うちに人の形をとることができるようになったものです。
神太刀女は刀の持ち主を主（あるじ）と敬い主が死んだり、自ら刀を手放さない限り
誠心誠意お仕えするのが慣わしでございます。

いわばメイドですね。

正しい日本刀ってのは人殺しの道具であること。そして人の心を惹きつける美しさを持つこと。
まぁ他にも色々あるみたいですが、だいたいそんな感じです。
結局のところ古の刀鍛冶が思いを込めて打った刀です。

「神太刀女」の他に「邪刀」ってのがあります。

人にとり憑き人を操って人を斬るそれが邪刀といい
邪刀を断ち切るのが神太刀女の役目の一つである。

邪刀は神太刀女を憎んでるらしく、神太刀女の持ち主になった主人公の元へも邪刀使いが現れます。

邪刀は神太刀女を斬ることができないから主を狙ってくるみたいですね。
主が消えれば神太刀女は心を壊して力が衰えていくらしいです。

最初の方は神太刀女vs邪刀みたいな感じですが
そのうち神太刀女でも切れない「邪刀・鉄色」なんてのもでてきたり
違う勢力や組織なんかも出てきて世界観が広がります。

なかなか驚く展開も多いと思います。
「えぇっ？」「おおっ！？」みたいな。
むしろ、読む人によっては欝みたいな感じになるかもしれないです。

個人的には5巻の最後の方から面白くなりますね。
その辺から世界観広がるので。

そして主人公の神太刀女である「無名」がイイ。
なんていうか、そっと側にいる感じ。大和撫子ではないけど。

要は剣戟アクション漫画です。