神様ドォルズの参考資料画像

案山子の神様。
主人公・『枸雅匡平』は故郷の「空守村」に嫌気が差して
村を飛び出し、東京に出てきて大学生活をしていた。

東京に出る時に世話になった空守村出身の『史場家』に世話になり。
その娘の『史場日々乃』にちょっとした恋心を抱いている匡平くん。
大学の飲み会で告ろうとして失敗。

ヤケになって飲んで、カラオケBOXで酔いつぶれて寝てしまい、起きると日々乃さんの膝枕。
他の皆と合流しようと、店を出ようとしてエレベーターに乗ろうとする。
するとエレベーター内には惨殺死体。

簡単な事情聴取を受けた後、家に帰ると「隻」の資格を持つ妹の『詩緒』がやって来る。
彼女が来た理由は、昔村で事件を起こし座敷牢に幽閉されていた『阿幾』という男が
牢から逃げ出し、匡平を追って東京へやって来た。

その阿幾の追っ手として詩緒が来たわけです。
カラオケBOXのエレベーター内の死体も阿幾の仕業です。
そんな話をしていると、阿幾登場。

マンションの一室で「玖吼理」という案山子を操る詩緒と
阿幾が操る「暗密刀」という案山子がバトル開始。
そんな始まりです。

漫画の表紙に騙されてはいけないです。
表紙には美少女が載っていて、タイトルは神様ドォルズ。
表紙やフォントの雰囲気的に日常系ほのぼのストーリーだと思ってました。
しかし読んでビックリ。

村に代々祀られてきた。正体は誰も知らない。だが扱い方はわかる。
そんな「案山子」に、選ばれた役職である「隻」が魂を入れて操り戦う漫画。

ストーリー的には
阿幾が逃げたことによって匡平や史場日々乃や空守村を巻き込んだ騒動になっていく感じです。

執拗に匡平に絡む阿幾。
そしてその理由を知る高飛車お嬢様。
お館の命で理由も知らず阿幾を追う「枸雅家」と対立している「日向家」の次期当主。

超常の力を世界に望む者や己が権勢の拡大を計る者。
因習との決別を望む者にその破壊を企む者。
と様々な登場人物の思惑が絡み合った展開になっていきます。

主人公の枸雅匡平があんま目立たないです。
過去回想だと輝いてます。
しかし8巻ラストから覚醒します。
主人公みたいになりました。
というか主人公でしたね。
そこからは村全体を巻き込んだ騒動に発展。
お社の陰謀。「案山子」の秘密なども明かされる。
そして伝説の「案山子」再び・・・

ほのぼのとした日常の中で急に走る緊張感が楽しめますね。

そして詩緒ちゃんに萌えて、案山子のバトルに燃える漫画です。
ちなみに詩緒ちゃんはブラコンです。
これは萌えです。

でも私は完全に史場日々乃派です。
性格よくて巨乳で美人で理解力あって巨乳とかね。
もう最高ですよ。

他にも『まひる』という隻の資格を持っていて匡平ラブなお漏らしお嬢様。
案山子を修復する「器師」の『杣木靄子』。
日々乃の友達のマッドサイエンティストな感じな『空張久羽子』。
その父親で刑事の『空張恭助』。
渋谷デビューを靄子に先を越された『紫音』。
こんだけの人物が登場し、きちんと物語に絡みます。
引きこもりニートの『暁』。

要は史場日々乃のロケットおっぱいに釘付けな漫画です。

[作者 : やまむらはじめ] [出版社 : 小学館] [状況 : 連載中] [既刊数 : 1~9巻]