自殺島

自殺未遂者の話。

主人公・セイは自殺未遂を繰り返し、その日も病院で目を覚ます。
医者に「生きる義務やら権利を法規するうんたらかんたら～」言われまして
セイは「終わらせてください」って答えるんです。

そしたら「ここにサインして眠りなさい」って言われまして
サインして「全て終わった」と思ったら
何故か無人島で目を覚ましました。

その島にはセイと同じような常習指定付きの自殺未遂者が他にも沢山いまして何コレ？って状態です。

そして人が集まってる所に行くと、そこには看板が立ててあり
その看板には
「君たち自殺ばっかしてる人の医療費、社会復帰支援の費用が高いし、殺すも生かすもできないんで、
島流しです。島から出ると殺しちゃうよ」
って書いてあるんですね。

この島の名前は『自殺島』。
年々増えてる自殺者の補助金を国が支えきれなくなって切り捨てられた人間がくる場所です。

ゴチャゴチャ話してると、飛び降り自殺を謀る者が出てきてパニック。
低い場所から飛び降りて死に損ねた人を見てさらにパニック。

そんな時一人の男が場をまとめて一段落。
とりあえず島を散策。島は家や自販機などがあり、昔は人が住んでいたようなところ。

そして一軒の家に入り、骸骨を発見してパニック。

そんな中、主人公・セイは「生きるしかない」と思う。
そんな漫画です。

サバイバル漫画ですね。
もともと自殺未遂者の集まりなんで、心弱いんで、開始早々自殺なんてのもいるんですね。
他は少数グループに別れて行動開始します。

死ぬ前に一発ヤラせろみたいな人もいます。元気ですね。
というか結構みなさん結構元気ありますね。
自殺志願者なんですけどパワフルです。
パワフルに生き抜いて行きます。
もちろんリタイアする人間もいますけど。

主人公・セイの居るグループ内部分裂とかしちゃいますね。
裏で暗躍する人物なんかもでてきます。
島から脱出しようとする者も出てきます。

そんな中、セイは島に息づく生気に触れ、葛藤しながらも「生きよう」と決意する。
自殺未遂常習者だったのに島に来てから皆色々と思うとこがあり変わってくんですね。

最近では主人公グループ以外と揉め事が起こりそうになってます。
ちょっと次巻が気になる展開ですね。

ちなみにこの島は元は「無法島」と呼ばれてた流刑の島らしいです。
昔は膨れ上がった死刑に相当する犯罪者が送られる場所だったみたいですね。
生き残った凶悪犯とかでてくるんですかね。
楽しみです。

サバイバルものって普通は全力で生き残ろうとすると思うんですが
この漫画だと、元が自殺未遂者達なので心弱いです。
そのへんの葛藤のようなものがこの漫画の魅力なんだと思います(多分)。

要は狩人漫画です。