よつばと!

とある街に引っ越してきた「よつば」の日常を描いた漫画。
よつばはちょっと変わった・・・イヤかなり変わった5歳の少女。

そんなよつばの日常密着型漫画です。

この作品の中には突発的なギャグや大げさなツッコミとかそうゆうのがなく
普通によつばの日常で起きる出来事を見ているだけなのに、
読み終わった後に「笑えた」「面白かった」って思える不思議漫画だと思います。

雰囲気がとても良いですね。
上記に突発的なギャグや大げさなツッコミとか無いって書きましたが
よつばと誰かが絡むだけで腹抱えるほどツボにハマる事もある。

ほのぼのとした笑いの中に光る、キレのある日常的な笑い。
よくわからないけどそんな感じです。

各話タイトルは14話以外全て「よつばと○○○」で統一されてます。
「よつばとかいもの」「よつばとうみ」「よつばとホットケーキ」
みたいな感じ。

例えば「よつばとぞう」というタイトルだったら
よつばが動物園に行く話。
そんなシンプルな内容なのに笑えて癒される。

例えば「よつばと文化祭」というタイトルだったら
よつばの知り合いが通う高校の文化祭に行く話。
そんなシンプルな内容なのにニヤけてほっこりする。

作中の時間の流れもまったりしてていいですね。
現在10巻までですが、作中では3ヶ月くらいしかたってないです。
初夏から始まり、今は秋。
ゆるい時間の流れがとてもほっこりさせてくれると思います。

よつばの周りを固める登場人物も丁寧でキャラが立ってますね。
キャラが立つと言っても日常系なので能力とか奇天烈なギャグ要員とかはいなくて
普通にいそうな大人達と子供達。

特別に一部キャラをピックアップしてキャラ紹介回とかがある訳でもないのに
そのキャラの特徴がちゃんと見えてくる感じです。
まぁ、全員若干よつばに対して甘すぎる気はしますけどね。

個人的には最高峰の癒し系漫画だと思ってます。
心が汚れちゃった人はこの漫画を読んで浄化されてください。

要は元気すぎる幼児のお話。