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日常コメディー+ちょっぴりSFな漫画。
主人公・嵐山歩鳥の周りで起こる日々の騒動を中心に描いた作品。

歩鳥は商店街のメイド喫茶でバイトしてます。
メイド喫茶ってかメイド服を着た歩鳥と、メイド服を着たおばあちゃんがいる喫茶店です。
メイド長のおばあちゃんが「なんか巷で流行っているらしい」って理由で始めたんです。

バイトの事を同級生に話すとメイドカフェに憧れてた辰野トシ子さんがお店に行くと言いまして
いざ、店にいってみたら店の現状に幻滅して、歩鳥にメイドの稽古をつけまして
そんな事してたら憧れの真田広章くんがここの常連だと知りまして
そんなメイド喫茶らしからぬ場所へメイドたるものを知っている
同級生の辰野トシ子がメイドになりまして
しかしメイド喫茶の現状は特別変わることはないです。
そんな漫画です。

この漫画、別にメイド喫茶の漫画ではないです。
別に物語の舞台がメイド喫茶中心なわけでもないです。
舞台になるのは町全体ですね。

商店街の人々や同級生や先輩や警察官や実兄弟との騒動とか触れ合いエピソードが中心。
基本的には日常系のエピソードなんですが、不思議なエピソードとかもあります。
どんなのかと言うと、宇宙人やら謎の生物、幽霊まででてきます。
しかしそれも、日常的に扱われるので、全体の雰囲気を壊しません。
みんなで宝探しの旅とか心くすぐる話もあります。

そして歩鳥を取り巻く青春的なラブ要素。
歩鳥に惚れている、幼馴染の真田広章くん。
そんな真田くんに惚れている、友達の辰野さん。
そんな3角関係ですが、歩鳥だけは無関心な感じですね。
鈍感な女主人公です。

個人的には歩鳥が明るいバカというかアホっぽくて、とても可愛いくて面白いですね。
そしてこの娘は推理小説が大好きで女子高生探偵になるのが夢です。
なのでそこそこの推理力を持っていいてたま~に活躍します。

ちなみにこの漫画はちょいちょい時系列がずれます。ですが問題無し。気にならない。
そんな壮大な伏線とかある漫画ではないので(多分)。
時系列とかズレても関係ないです。

読む側としても気楽に読めて、ニヤッっと出来る良作品だと思います。

要はタヌキじゃなくて犬です。

[作者 : 石黒正数] [出版社 : 少年画報社] [状況 : 連載中] [既刊数 : 1~8巻]