ARIA (AQUA)

2301年―
かつて火星と呼ばれた惑星はテラフォーミングされ「アクア」と呼ばれるようになった。
極冠部の氷の予想以上の融解で地表の9割以上が海に覆われて今では水の星として親しまれている。

そして地球出身の主人公・水無灯里は太陽系航宙社東京＝ネオ・ヴェネツィア便の中。
「ネオ・ヴェネツィア」とは21世紀前半まで地球に存在していた水の街ヴェネツィアを
ベースに造られたアクアにある都市の名前。

彼女の目的は憧れの『水先案内人(ウンディーネ)』になる為はるばる地球からやって来ました。

ネオ・ヴェネツィアに着き、下宿先の迎えを待っていると火星ネコに出会う。
そんなネコが灯里のバックを持ってゴンドラに飛び乗る。
慌てた灯里も思わず飛び乗る。

乗った先のゴンドラは郵便配達をしているゴンドラ。
そのゴンドラを運転しているおじさんにアクアに来た理由とかを話します。

・・・気がついたら寝てました。
下宿先の待ち合わせの約束をすっぽかしちゃいました。

と思ったら、目覚めた場所は灯里が下宿するアリアカンパニーでした。
しかも待ち合わせをすっぽかしたと思ってら火星ネコがアリアカンパニーの社長さんでした。
そんな漫画です。

極上の癒し系漫画だと思います。
SFな世界の中で日常を過ごす漫画ですかね。
のんびりとした空気感でワクワクするような物語。
そしてちょっぴり摩訶不思議な話などもありますね。

そして非常に綺麗な作品だと思います。
背景とか表紙とか凄い綺麗だとおもいますよ。
ほぼ1話に1回はある、見開きページとか爽やか綺麗です。
絵だけじゃなく、物語も綺麗です。
なんか良い意味で恥ずかしい感じです。

基本的なストーリーは灯里が水先案内人になる為ゴンドラ漕ぎの練習をしつつ
アクアで起こる初めてのような体験をしながら成長していくお話だと思います。

ちなみにウンディーネとはアクアではアイドル業みたいなものなんです。
女性がゴンドラ漕ぎになりたいならウンディーネしか無いみたいです。

最初は一人で練習している灯里ですが途中から仲間が増えます。

灯里さんはとても良い子でですね恥ずかしいセリフをちょいちょい言うのですが
それにツッコミ入れるのが良きライバルで友達の同じ半人前の藍華さん。
さらに最初は無愛想で大人びてるのに子供っぽい後輩のアリスちゃん。
灯里の先輩でアリアカンパニーの社員でさらにアリシアさん。
藍華の上司の晃さん。アリスの先輩のアテナさん。
他にもアクアを支える火炎之番人(サラマンダー)や地重管理人(ノーム)。風追配達人(シルフ)とか
郵便屋さんとかケットシーとかガラス職人さんとか様々な人々との出会いや日常を
美しいネオ・ヴェネツィアとその美しい四季折々をバックに物語がのんびり進んでいく感じです。

たまに幻想的で不思議な話とかもあるのがこの作品の魅力でもあると思います。
涙腺弱い人はちょっとウルっと来ちゃうかもしれません。

そしてこんな極上癒し系作品なんですが言いたい事があります。
ケツがエロイです。
そんな目で見ちゃ行けないと思ってはいるんですがケツがエロイです。
なんかスイマセン。

ちなみにARIAの前にAQUA(全2巻)という作品があるのですがARIAの前身作品です。
なのでAQUA(2)＋ARIA(12)の全14巻みたいなもんですね。

要するに未来系ヒーリングストリーです。