聖剣の刀鍛冶

主人公・セシリー・キャンベルは古い剣を打ち直してもらうため鍛冶屋を訪れいた。
訪れた鍛冶屋では寿命がきてるから新しい剣を使えと言われたが
祖父、父と受け継がれてきた形見の剣は手放す事は出来ないとして店を後にする。
そんな時、一人の男が街中で暴れだす。

『独立公益都市公務員三番街自衛騎士団所属』のセシリーは男を止めるため立ち向かう。
初めての実戦、そして男の異様な空気に呑まれるが、自身を奮い立たせて攻撃を仕掛ける。
・・・が相手の斧に防がれて、剣が折れてしまい絶体絶命のピンチ。

その時、一人の鍛冶屋が現れてセシリーの窮地を救う。
暴漢の持つ斧を切り裂いたその剣に惚れ込み、
その剣を鍛錬した鍛冶屋のルーク・エインズワースに私に剣を打ってくれと頼む。
そんな始まりの漫画。

舞台は『代理契約戦争』終結から四十四年後の大陸の隅にある独立貿易都市『ハウスマン』が中心。
大陸は4つに分かれていて、独立交易都市と帝国と軍国と群集列国があります。

『代理契約戦争』とは大陸すべでの国をまきこんだ戦争。
人間が『悪魔契約』というもので「人間ではなく、悪魔に戦わせる」戦争。
『悪魔契約』とは空気中の「霊体」に人の血肉を喰わせ「悪魔化」する現象。
引き金となる「死言」を唱えることで肉体の一部を捧げる契約を交わし、血肉を得た霊体が悪魔となる。

そして悪魔契約に必要な「死言」は誰の人間の心臓に刻まれており、戦時中は麻酔を施した
人間の胸を切り開いて心臓を覗き見し、兵士達に「死言」を唱えることを強要した。
代理契約戦争後は大陸法によって禁忌とされている。
そんな戦争があった四十四年後の世界が舞台です。

最初のほうは剣を作れってルークに迫る感じ。
成り行きで魔剣を手にしてからも剣を作れってルークに迫る感じ。
そんな元貴族で騎士団のセシリーちゃんは正義感がとても強く真っ直ぐな性格。そしてバカ。
挫折しては立ち直り、また挫折しては立ち直るを繰り返す娘さん。
魔剣を手にしてレベルアップしても鍛錬を怠らない、そんな熱い主人公です。
なにより可愛いです。巨乳だし。
ルークを意識してテンパるセシリーが可愛いです。いや、ほんとに。

禁忌とされてるのに悪魔契約が行われて街が襲われたり
盗賊を討伐しに行ったら人外が現れて心折れそうになったり
相棒である魔剣を悪魔に奪われて呆然と立ち尽くしたり
魔剣がいっぱい出てきたり、黒幕に襲われて心折れたり
ルークの過去に迫ったり、リサの秘密に迫ったり
魔剣の秘密に迫ったりする漫画。

聖剣の刀鍛冶ってタイトルですけど、出てくるのは魔剣です。
聖剣は代理契約戦争の元凶となった大陸史上最悪の人外『ヴァルバニル』を封印した剣の事。
そしてルークは聖剣を作る技術の継承者。
いずれ出てきそうですね。

王道ファンタジーな感じで個人的には好きなジャンルです。
魔剣に化物に悪魔などツボです。
線が細くて綺麗で見やすい作画だと思います。
そんな綺麗な作画で乳首が拝めます。

要は聖剣を打つ者と鞘を継承する者のお話。