オールラウンダー廻

主人公・高柳廻(タカヤナギメグル)は転校生。
クラスメイトの瀬川喬(セガワタカシ)は5年4組のはぐれ者。
口数も少ないが妙な存在感のある人物。

そんなタカシの祖父が小さな空手道場を営んでいて、メグルも父親の意向でその道場に通う。
そして二人は何故かウマが合い、友達に。

タカシの親は悪い意味で有名で母親は男を作っていなくなり父親はヤクザに追われ蒸発。
そして空手とか習ってると、上級生に絡まれケンカになったりします。
そしてメグルは6年生になる直前、また引越しをすることになり
タカシは見送りに行くと言って別れる。
そんなタカシの前に父親が現れる。
そしてその父親が殺される。

そしてメグルが旅立つ日、タカシは事務所にカチコミ、見送りに現れる事はなかった。

そして7年後の東京。
メグルは修斗のジムに通っていた。
そして半ば強引に修斗のアマチュア大会に出場する事になる。
そして試合当日、メグルの対戦相手は苗字の変わったタカシ。
そんな漫画です。

メグルは高校に通いながらジムへ通い、最初のうちはなんとなくでやっていた修斗も
ジム内で同年代のライバルや仲間とかもできていくうちに、自分自身の進路を将来に
迷いながらも、徐々に本格的に格闘技にのめり込んでいく感じですね。

そして幼馴染のタカシはメグルとは対照的に暗黒面にちょっと落ちてます。
父親の復讐の為、筋者の親戚に世話になったり、ヤクザ者に借りは作りたくない
けど、結果そうなってしまったりとかですね。
見た目も肩と腰にタトゥーまで入っちゃって怖い感じですね。

しっかりとした格闘技漫画だと思います。ぶっ飛んだ感じのしない格闘技漫画ですね。

とても丁寧な格闘シーンだと思いますね。
"何"をやってるのか非常に解りやすい攻防ですね。
だからと言って地味じゃないです。
スピード感もあり雰囲気も伝わるような感じです。
寝技だけの攻防とか地味極まりないと思うんですけど、見せ方が上手いのか面白いです。

男臭い漫画と思いきや女子部門もあるんで華もありますね。
身長179cmの女子高生ファイターのマキちゃん。長身スレンダー美人なツンデレです。
マキちゃんの同級生のもと柔道部が潰れてジムに入ったモモコちゃん。ケツがプリンッです。
そしてオランダで女子キックボクシングの元チャンピオンだったマリアさん。目元が色っぽいです。
他の男性陣も良い人だらけでとても良い雰囲気のジムですな。

それと対照的にタカシはヤクザさんにボクシング習ったりしてます。
でもちょっとHな感じの美人お姉さん(筋者)がいるのでチャラですね。

全体的にテンポがいいので飽きがこないと思います。

要はマキちゃんのパンツは動物柄です。