COPPELION (コッペリオン)の参考資料画像

お人形達のお話。
西暦2036年10月1日。
荒廃した東京都多摩市に3人の女子高生が現れる。

2016年に東京お台場に建てられた原子力発電所で起きたメルトダウンにより死の街と化した東京。
そんな残留放射能まみれの東京を防護服も無しに普通に歩く女子高生3人組。

彼女たちの名は「コッペリオン」。
陸上自衛隊第三師団特殊部隊所属。
遺伝子操作によって生まれつき放射能の抗体を持つ新人類。
普通の人達なら大量の放射線を浴びて被爆死してしまう場所でも彼女達なら防護服も着ないで歩けます。

彼女達の目的は生存者の調査。
メルトダウン発生で全域に避難勧告がでて、現在にいたる20年間まったく応答がなかった死の街東京で
ここ1ヶ月で当然増えた救難信号。

そして見つけた死に際の生存者。
そんな漫画です。

最初の方は荒廃した東京で生存者探しですね。
人の居なくなった街では野生化動物がいっぱいいます狼とか
放射能の影響を受けたと思われる、異形の動物とかですね。

何故最近の1ヶ月でSOSが増えたのかとか、放射能まみれの街で普通の人間が暮らしていられる謎とか
東京に放射性廃棄物を捨てにくるヤツとか、訳あって物資運んでる人とかいます。
でもそんな謎も引っ張らないですぐに回収してくれますのでスッキリします。

そんな感じで第1部完。
3巻途中から第2部。
9巻途中から第3部突入といった感じです。

第1部は上記に書いたような内容です。

第2部は引き続き生存者を探しながら三鷹組と呼ばれてる
調布~三鷹を縄張りにしてる住人と新たなコッペリオンと一緒に
国に見捨てられ、国を恨み世界中を灰にしようとしている陸上自衛隊第一師団の亡霊達と
訳あって敵側にいるコッペリオンとのバトルアクション。

第3部は場所を都心に移し、生存者の捜索と新たなコッペリオンの出現と
コッペリオンの謎に迫るようなお話。

ちなみに1巻の時点では西暦2036年10月1日。
そして第3部開始は西暦2036年10月7日午前10時。
一週間しか経ってません。
もの凄い濃密な一週間です。

最初はサバイバル要素の高い感じの漫画だったんですが
途中から能力バトルアクション漫画になります。
まぁ個人的にはバトル展開だろうが面白いので問題ないです。
能力ってのはコッペリオン達がそれぞれ持つ、力ですね。
主人公の成瀬荊は身体能力の強化とかそんな感じです。
もっとぶっ飛んだ力もってる人達もいますね。

注目すべきは話が進むごとに女性陣が可愛くなっていきます。
個人的には、これはとてもよい傾向ですね。
最初は「んーまぁ美少女?」な感じでしたが今はハッキリ「美少女」と言えます。

要は、前進せよ。この東京に救える命があると信じて― って漫画です。

[作者 : 井上智徳] [出版社 : 講談社] [状況 : 連載中] [既刊数 : 1~10巻]