テルマエ・ロマエの参考資料画像

お風呂の漫画。
主人公は浴槽設計技師のルシウス・モデストゥス。
アテネまで赴き最高の建築技術を習得した人物。

しかし失業。

そんな時、友人のマルクスに「風呂浴びてスカッっとしよう」と誘われて浴場へ。
ルシウスは風呂に潜りちょっと考え事。すると妙な排水口のような穴を見つける。

仕組みを調べようと穴に近づくと凄まじい吸引力で吸い込まれ
やっとの思いで水面に顔をだしたら、そこは現代日本の銭湯でした。

そんなお話です。

要は日本の風呂文化をローマへ輸入する漫画ですね。
日本で得た知識によってローマの浴場を開拓していきます。

基本的な話の流れ。

無理難題のような風呂の設計を頼まれる。

悩む。

風呂や川や海で溺れて、水面から顔だすと日本。

高度な技術に驚愕。

風呂や川や海で溺れてたり酒のんでうつろになったりして気がつくとローマ。

持ち帰った知識で難題をクリア。

そんな漫画です。

ルシウスが出現する場所も色々ですね(風呂限定)。

温泉街や露天風呂やバナナワニ園のような所に一般住宅にショールーム。
ランダムで飛んできますね。ランダムだけど調度良い場所。
そして割とナチュラルに現実を受け入れるルシウスです。

物語的にはそのような繰り返しなのですが面白いですね。
ルシウスのリアクションが私のツボです。
日本にくると風呂以外にも大体、食べ物や飲み物を食すんですが
ビール飲んだリアクション、バナナ食べたリアクション、ラーメン食べたリアクション。
そのリアクションがいちいち私のツボを突いてきます。
恐らく絵柄の成せる技だとも思います。

風呂だけじゃなく食べ物や温泉街やトイレなども持ち帰り。
そして日本でイ○ポも治る。

そんなんで浴場技師として名を馳せていくルシウス。
なのでルシウス抹殺なんていう物騒な陰謀も出てくる。
しかし問題無い。風呂漫画なんで大丈夫です。

後半ではルシウスが日本で本場のローマ浴場をプロデュースなんてのもあります。

要は風呂を旅する中年です。

[作者 : ヤマザキマリ] [出版社 : エンターブレイン] [状況 : 連載中] [既刊数 : 1~3巻]