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惑星を砕く物語。
主人公・雨宮夕日はある朝、突然現れた喋るトカゲに地球の危機を救うため協力してほしいなんて言われます。
しかしそんな事は信じないリアリストな夕日はある日魔法使いの生み出した泥人形に襲撃される。
そんなピンチな夕日を救ったのが朝日奈さみだれ。
彼女は騎士が守る対象の姫である。

二度と関わらないと決めた夕日だが、さみだれによって
魔法使いの惑星破壊兵器ビスケットハンマーを見せられる。
最初はビスケットハンマーを見た夕日はこんなの無理ですって言うんです。

しかし姫の野望に触れた夕日は姫に忠誠を誓います。
ここから夕日の戦いの日々が始まります。

惑星の守護者精霊のアニマと獣の騎士団vsビスケットハンマーの主魔法使いアニムスと泥人形
基本的にはこんな構図なんですけど。

姫の野望っていうのがですね。
ビスケットハンマーではなく、自分の拳で地球を砕く事なんですよ。

なので姫+主人公は裏の第三勢力って感じですかね。

地球を破壊しようとする魔法使いとそれを阻止しようとする獣の騎士団。
そんな獣の騎士団の長でありながら自分で地球を壊そうとしている姫とその従者。
こんな関係がどうなるのかは見てのお楽しみですね。

夕日を含め騎士の数は12人。騎士の従者も12匹。
犬だったり馬だったりカジキマグロだったりカマキリと様々。
そして中には幻獣の三騎士にレベルアップする人もいます。

ファンタジーなんですが、日常描写も多く人との繋がりや大人と子供の違いなど
人間のあり方みたいなちょっと難しい感じの話もちょいちょいあります。

そしてちょっとコミカルな描写も多々あるんで重く感じません。

人にもよると思いますが1~3巻あたりは退屈に感じるかもしれません。
尻上がりに伸びてきます。そして伏線もちゃんと回収して終盤の展開は熱いですね。

エピローグが長めなのも個人的にはポイント高いです。

個人的には感動作でした。

要はアニマ可愛いです。

[作者 : 惑星のさみだれ] [出版社 : 少年画報社] [状況 : 完結] [既刊数 : 全10巻]
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惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス) 記事の参考資料画像 記事の参考資料画像 <記事の参考資料画像