真月譚 月姫の参考資料画像

幼い頃、魔法使いに会った事がある。
主人公・遠野志貴は幼い頃に臨死体験をしまして、入院します。
ベッドで目を覚ました志貴の眼には不思議な『線』が見えるようになってるんです。
その『線』は人や物など関係なく全てに見えるんです。
そしてベッドに浮かび上がる『線』をなぞるとベッド分解出来ちゃいました。

しかしそんな話を医者にしても信じてもらえるはずは無く
自分だけがツギハギだらけの世界で生きていると思い絶望していると一人の女性に会う。

その女性だけが志貴の話を信じてくれて自分の『眼』とどうつきあえばいいか一緒に考えてくれた。
そしてその女性から特別なメガネを受け取る。
メガネを掛けると今まで見えいていた『線』が見えなくなる。
しかしメガネを外すと、またその『線』は見えてしまう。
その眼と折り合いをつけて生きていくと教わる。

退院後、とある理由から親戚の家に預けられまして。
そのまた8年の後に父親の訃報をうけてまして。
遠野の家(実家)に帰る事になります。

実家へ帰る前に学校を行くんですが、途中でメガネが外れ、体調を崩し早退する。
一人で下校中、金髪の女性とすれ違う。

その瞬間その金髪女性の事を殺したいと思う志貴。
気がつけば持っていたナイフで金髪女性をバラバラ(17分割)にしちゃいます。

―そして気がついたら、遠野家のベットで寝てまして。
理由を聞くと公園で気を失って倒れていたから運ばれたみたいです。

そして志貴は金髪女性の事を「悪い夢」と思うようにするんですけど
次の日学校の登校中に殺したはずの女性に会いまして・・・

天使のような笑顔で「私を殺した責任、ちゃんと取ってもらうんだから」って言われます。
そんな漫画です。

原作がエロゲーだからってエロイ展開かと思ったら残念な結果になります。
エロ押し漫画ではないです。原作からしてエロ押しの作品でもないので・・・。
中ニ系バトル漫画です。

原作はいわゆるノベルゲームなんで、ルートが沢山あるんですが
この作品は複数のルートを織り交ぜたストーリーとなっております。
だからってグダグダしたりしないので、綺麗にまとまったストーリーだと思います。
原作プレイしたけど漫画読んでないですって人にもオススメできます。

この作品には
「直死の魔眼」やら「真祖」「死徒二十七祖」「空想具現化」「混血の末裔」とか中二心をくすぐる
ワードが沢山詰まってるので、それ系大好きな人にはとくにオススメです。

そして最終巻にはオマケとして後日談とか入ってるんで、雑誌派の人もラストだけは見てね。

要はエロなんていらないです。

[作者 : 奈須きのこ×佐々木少年] [出版社 : メディアワークス] [状況 : 完結] [既刊数 : 全10巻]