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アレクサンダー大王の書記官エウメネスのお話。
ギリシアやマケドニア王国、ペルシアを舞台にした作品。
主人公は、マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた古代ギリシアの人物・エウメネス。

最初は成り行きで一緒に逃げる事になったアリストテレスと一緒に故郷のカルディアでの話。

・・・からの過去回想で少年時代の話になります。
そこで一人のスキタイ人の存在がエウメネスの人生を変えることになるんですよ。
おかげで貴族から奴隷に降格とかしちゃいます。
そのあと商人に売られ、その船で一悶着あって、船も沈み
パフラゴニアにあるボアの村で数年間過ごすことになる。
その村で戦が起こって、エウメネス大活躍!
そして去る。

↑ここまで過去話(少年時代)、4巻の最後の方までが一部って事になるんでしょう。

そのあと1巻の後半へ話が戻ります。
その後ただの商人だと思ってた人が実はアレでして、なんやかんやあってマケドニアで
書記官見習いとして王に仕えることになります。
そんな漫画です。

正直私はエウメネスなんて人はどんな人物だったのかは知らないし
古代ギリシア文明も知らないので、どこまでが史実でどこがフィクション
とかは分からないんですけど面白いです。

物語は基本エウメネス視点で語られて進みます。

面白いと言っても個人的には凄い盛り上がる部分とかは無いと思います。
全体的に淡々としていて物語もゆるいスピードで消化されていく感じです。
でも何故か惹き込まれるものがある。
そんな漫画だと思います。

私の用にギリシア文明とかまったく知らなくても楽しめます。
でも読んだ後、何故か面白いし続きが気になる不思議な漫画。

ちなみにちょいちょいスプラッターな表現があります。
ちょいグロですね。

ちょっと問題あります。
刊行ペースが非常に遅いです。
2003年から連載してるのに未だに6巻までしか出てないです。
季刊誌や隔月誌でもないのに未だに6巻です。
なので新刊が出る度に読み返す必要があります(自分は)。

要はスキタイ人つえーなって思います。

[作者 : 岩明均] [出版社 : 講談社] [状況 : 連載中] [既刊数 : 1~6巻]